変圧器はどこで買える？通販サイトと店舗の購入先と選び方・注意点

「変圧器はどこで買える？」「海外旅行用の変圧器ってどこで売ってる？」
海外旅行や、海外製家電を日本で使いたいときに、こうした疑問を持つ方は多いと思います。
電圧や周波数が合わないまま電気製品を使うと、故障や発熱の原因になることもあるため、変圧器選びはとても大切です。

この記事では、「変圧器 どこで買える？」と調べている方に向けて、通販サイト・実店舗での主な購入先と、基本的な選び方・注意点をやさしく解説します。
初めて変圧器を買う方でも、どこで何を選べば良いかイメージしやすいようにまとめました。

変圧器はどこで買える？まずは結論まとめ

先に、変圧器を買える主な場所をざっくりまとめると、次のようなイメージです。

• 大手通販サイト：Amazon、楽天市場、家電量販店のオンラインショップなど
• 家電量販店：ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキなどの店舗や通販サイト
• ホームセンター・電設系売り場：カインズ、DCM、ビバホーム、ロイヤルホームセンターなど、一部店舗やオンラインショップ
• メーカー公式オンラインショップ：ヤザワ、日章工業（NISSYO）などの公式サイト
• フリマアプリ・リサイクルショップなど：中古の変圧器が出品されていることもあるが、安全面から慎重に検討したい

「通販なら種類が豊富で比較しやすい」「実店舗なら相談しながら選べる」という違いがあるので、どちらが良いかは目的やスケジュールによって変わります。
この記事の後半で、それぞれのメリット・注意点もくわしくご紹介します。

まずは、そもそも自分に変圧器が本当に必要なのか、そしてどんな種類を選べばよいのかから確認していきましょう。

変圧器が本当に必要か？まず確認したいポイント

「変圧器 どこで買える？」と探し始める前に、そもそも変圧器が必要かどうかを確認しておくとムダな買い物を防ぎやすくなります。

日本と海外の電圧・周波数の違い

日本の家庭用コンセントはおおよそ100Vですが、海外では110V・120V・220〜240Vなど、国や地域によって電圧が大きく異なります。
周波数も50Hz・60Hzなど地域差があり、地域によって条件が違う場合もあります。

そのため、

• 日本の家電を海外で使う（100V → 海外の電圧）
• 海外の家電を日本で使う（220Vなど → 100V）

といったときに、電圧が合わないまま使うと故障のリスクが高まるため、変圧器が役立つ場面があります。

変圧器が不要なケースもある

最近のスマホ充電器やノートPCのACアダプターなどは、「100–240V対応」のように表示されていることが多く、こうした製品は電圧についてはそのまま使える場合があります。

充電器やACアダプターに、次のような表示がないか一度チェックしてみてください。

• 「INPUT：100–240V」などと書かれている → 多くの場合、電圧の変換は不要（ただしプラグ形状は別途確認）
• 「INPUT：100V」など日本の電圧のみ → 海外では変圧器が必要になる場面がある

また、プラグの形状が国によって違うため、電圧が対応していても変換プラグだけは別途必要になることがあります。変換プラグは電圧は変えないため、電圧対応と変圧器の有無は別々にチェックするのが安心です。

海外製家電を日本で使う場合

海外（220Vなど）向けの家電を日本の100V環境で使う場合は、昇圧用の変圧器が必要になることがあります。
国内の家電量販店やホームセンターでも、日本で海外製家電を使うための変圧器が販売されています。

ただし、製品ごとに条件が異なるため、輸入家電や高価な機器については、取扱説明書やメーカーの案内、販売店のサポート情報をよく確認することをおすすめします。

変圧器の種類と選び方の基本

変圧器をどこで買えるか探すと同時に、種類と選び方も押さえておくと、通販でも実店舗でも迷いにくくなります。

大きく分けて「トランス式」と「電子式」

家庭向けの変圧器は、おおまかに次の2タイプに分かれます。

種類	特徴	向いている用途の一例
トランス式変圧器	・構造がシンプルで、規定容量内なら多くの電気製品に使いやすい ・出力が安定しやすく、ノイズも少なめ ・その分、サイズや重さが大きくなりやすい	・ノートPC、ゲーム機などの精密機器 ・オーディオ機器 ・連続使用時間が長めの家電　など
電子式変圧器	・軽くてコンパクトで持ち運びしやすい ・ドライヤーなど消費電力の大きい熱器具専用のタイプが多い ・精密機器や一部の熱器具には使えないものもある	・海外旅行時のドライヤー・電気ケトルなど ・短時間使用の熱器具　など

電子式の変圧器は、熱器具専用など用途が限定されているケースが多いため、
「パソコンでも使えると思って買ったのに対応外だった…」ということにならないよう、対応機器の一覧を必ず確認しましょう。

容量（W数）は余裕を持って選ぶ

変圧器には、「何ワットまで接続できます」という容量（定格容量）が必ず表示されています。

• 使いたい機器の消費電力（W）を、取扱説明書や本体表示で確認する
• 変圧器は消費電力よりも余裕のある容量を選ぶ（目安として1.25〜2倍程度を選ぶことが多い）
• 複数の機器を同時に使う場合は、合計消費電力をもとに考える

ギリギリの容量で使い続けると、発熱や故障の原因となるおそれがあります。迷った場合は、少し余裕のある容量を選んだ方が安心です。

対応電圧・周波数・プラグ形状もまとめてチェック

変圧器を選ぶときは、次の4点をセットで確認しておくと、失敗が少なくなります。

1. 現地の電圧（例：220〜240Vなど）
2. 現地の周波数（50Hz／60Hz）
3. 使いたい機器の対応電圧・周波数
4. プラグ形状（A・C・O・BFなど）

周波数の違いは、タイマーやモーターを使う機器の動作に影響する場合があります。トランスは周波数を変える機器ではないため、周波数が合わないと動作に影響が出る可能性があることも覚えておくと安心です。

通販で変圧器はどこで買える？主な購入先と特徴

「変圧器 どこで買える？」と調べている方の多くは、まず通販サイトから探すことが多いと思います。ここでは、主な通販の購入先と特徴を整理します。

1. 総合通販サイト（Amazon・楽天市場など）

Amazonや楽天市場などの総合通販サイトでは、海外旅行用の変圧器から、工事用の大型トランスまで、非常に多くの商品が掲載されています。

• 取り扱いメーカーが多く、価格帯や仕様を比較しやすい
• 過去の購入者による評価が掲載されていることが多い（ただし評価はあくまで個人の感想）
• セール時期には変圧器も対象になることがある

検索欄で、
「海外用 変圧器 240V」「旅行用 変圧器 トランス式」など、目的に近いキーワードを入れると、絞り込みやすくなります。

2. 家電量販店のオンラインショップ

ビックカメラ.com、ヨドバシ.com、ヤマダウェブコムなどの家電量販店の通販サイトでも、海外用・国内用の変圧器が販売されています。

• 旅行用品コーナーや「変圧器」カテゴリで探せる
• 在庫のある場合は、近くの店舗受け取りを選べることもある
• 店舗と共通のポイントが貯まる・使えるケースもある

実店舗と同じメーカーの商品が並んでいることが多いため、「通販で型番を調べて→店舗で現物確認」という買い方もしやすいです。

3. メーカー公式オンラインショップ

海外旅行用の変圧器やダウントランスを多く扱うメーカーとして、ヤザワ、日章工業（NISSYO）などがよく知られています。

• メーカー公式サイトでは、用途・渡航先別の対応一覧表や選び方ガイドが掲載されていることが多い
• 機種ごとの対応電圧・周波数・消費電力などを、くわしく確認しやすい
• サポート窓口に相談できる場合もある

「どの機種を選べば良いか不安」「海外で特定の家電を使いたい」といった場面では、公式サイトの情報をチェックしたり、必要に応じて問い合わせてみるのも一つの方法です。

通販で買うメリット・注意点

メリット	注意したい点
・品揃えが豊富で、仕様や価格を比較しやすい ・レビューやランキングから人気の傾向を把握しやすい ・自宅まで届けてもらえる	・実物のサイズ感や重さが、イメージと違うことがある ・用途に合わない商品を選んでしまう可能性がある ・発送までの日数がかかる場合もある

通販で変圧器を購入する場合は、仕様（対応電圧・容量・対応機器）をよく読み、わからない点はメーカー情報も確認することが大切です。

実店舗で変圧器はどこで買える？主な販売店と選び方

「旅行まで時間がない」「店員さんに相談しながら決めたい」という場合は、実店舗での購入が便利です。ここでは、変圧器を取り扱っていることが多い主な店舗をまとめます。

1. 大型家電量販店の店舗

ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキなどの大型家電量販店では、海外旅行用品コーナーや電気小物コーナーに、海外用変圧器が並んでいることがあります。

• パッケージを見ながら、対応電圧・対応国・容量を確認しやすい
• 店員さんに「◯◯へ旅行に行く予定で、ドライヤーを使いたい」などと相談できる
• 今すぐ必要なときに、その場で持ち帰れる可能性がある

ただし、店舗や時期によって品揃えに差があるため、確実に購入したい場合は、事前に店舗在庫をオンラインでチェックするか、電話で確認しておくと安心です。

2. ホームセンター・電材売り場

カインズ、DCM、ビバホーム、コーナン、ロイヤルホームセンターなどのホームセンターでも、電設資材売り場や工具コーナーに変圧器が置かれていることがあります。

• 工事用・電動工具用の昇圧器・降圧器など、業務寄りの製品も見つかりやすい
• 一部の店舗では、海外旅行用の小型変圧器が置いてあることもある
• 全ての店舗に同じ商品があるとは限らない

ホームセンターは店舗ごとに品揃えが違うため、通販サイトで取り扱いの有無を確認し、必要に応じて店舗受け取りを選ぶと、探しやすくなります。

3. 旅行用品店・空港内ショップなど

海外旅行向けのトラベルグッズを扱うショップや、空港内の旅行用品コーナーでも、小型の海外用変圧器や変換プラグが置かれている場合があります。

• 出発直前に買い忘れに気づいたときに役立つ
• 最低限必要なものだけをその場で揃えやすい
• 品数は多くないこともあり、容量や種類が限られる場合がある

実店舗で買うときのチェックポイント

実店舗で変圧器を選ぶときは、パッケージや本体表示の次の4点をその場で確認しておくと、後悔しにくくなります。

1. 使用したい国・地域に対応している電圧か
2. 自分の家電の消費電力（W）をカバーできる容量か
3. トランス式か電子式かと、そのタイプが自分の用途に合っているか
4. プラグ形状・個数・USB端子の有無など、使い勝手の部分

迷ったときは、スマホで家電の仕様表示を撮影しておき、店員さんに見せて相談すると、選びやすくなります。

中古の変圧器はどう？使用時の注意点とまとめ

フリマアプリ・中古品を選ぶときの考え方

メルカリやオークションサイト、リサイクルショップなどでは、中古の変圧器が出品されていることもあります。価格が抑えられていることもありますが、次のような点に注意が必要です。

• どのくらいの時間・環境で使われていたか、使用履歴がわかりにくい
• コードやプラグの劣化・キズ・ゆるみなど、目に見えないダメージがある可能性
• 新品と比べて保証やサポートが受けられないことが多い

安全性を重視するなら、信頼できる販売店やメーカーから新品を購入するという考え方もあります。中古を検討する場合は、状態や表示をよく確認し、少しでも不安があれば無理に使用しないことをおすすめします。

変圧器を使うときの基本的な注意点

最後に、変圧器を安全に使うための、よく挙げられるポイントを整理しておきます。

• 容量オーバーで使わない（消費電力の合計が定格容量を超えないようにする）
• 長時間の連続使用には注意し、本体が熱くなっていないかときどき様子を見る
• 電子式変圧器は、熱器具専用など用途が限られるものが多いので、精密機器には使えるかどうか必ず確認する
• 周波数が異なる国では、モーター・タイマー付き家電の動作に影響が出る場合がある
• 変圧器本体のプラグが現地のコンセントに合わない場合は、別途変換プラグが必要
• 屋外や湿気の多い場所での使用など、取扱説明書で禁止されている使い方は避ける

変圧器は、正しく選んで正しく使えば、海外でも日本の家電を使いやすくしてくれる便利な道具です。一方で、使い方を誤ると家電の故障やトラブルの原因になってしまう可能性もあるため、説明書はよく読み、少しでも不安があればメーカーや販売店に相談してください。

まとめ：自分の用途に合った変圧器を、安心できる場所で選ぼう

あらためて、「変圧器 どこで買える？」のポイントをまとめると、次のようになります。

• 通販なら、Amazon・楽天市場・家電量販店のオンラインショップ・メーカー公式サイトなどで幅広く選べる
• 実店舗なら、家電量販店・ホームセンター・一部の旅行用品店や空港内ショップなどで購入できることが多い
• 購入前に、「本当に変圧器が必要か」「どの電圧・周波数・容量が必要か」を必ず確認する
• 中古品は価格面のメリットもある一方で、使用履歴や劣化の状態が分かりにくいので、安全面を十分考慮する

「どこで買えるか」だけでなく、「どの変圧器なら自分の用途に合うか」までセットで考えることで、海外でも日本でも、より安心して電気製品を使いやすくなります。

なお、本記事でご紹介した内容は、あくまで一つの考え方・選び方の例です。
実際に変圧器を購入・使用される際は、必ず最新の製品情報・公式サイト・取扱説明書などを確認したうえで、ご自身の判断で行動するようにしてください。